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宮大工から8代(300年)続く木工一族-建具の小清水

思い出品を家宝に(宮大工から8代(300年)続く木工一族による伝統技術で、家具やドアを神聖な家宝に蘇らせます。)

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木工彫刻で仏師、8代目の弟:小清水頂山について

9thfirstson · 2023年4月29日 · コメントを書く

本記事では、昨年亡くなった7代目の弟で木工彫刻及び仏師の小清水頂山について執筆を致しました。

実際に小清水頂山は、弊社の地元、二宮や大磯だけではなく、箱根神社の木工彫刻も担当しています。

また晩年は、山にて、木工彫刻を教える教室を開き、多くの人に指導をしていました。

(本記事は、筆者で9代目の小清水謙太による記事になります。)

木工彫刻師、仏師の小清水頂山とは?

小清水頂山は、年に生まれました。弊社、7代目小清水春雄の弟に当たり、6代目小清水半蔵に養子として引き取られました。

ただ頂山いわく、木工に関する教えはなく、独学で木工彫刻いついて学んだとのことです。また仏師として、お寺で修行をし、法螺貝を吹いていたりもしたそうです。

その後、神社やお寺の再建、修復により、木工彫刻の依頼が増えていき、弟子の共に、様々な彫刻作品を生み出して行きました。

弊社との関わり

8代目、小清水茂とも共同で、木製戸への彫刻や個人邸での彫刻欄間の製作も数多くしてきました。

また小清水一族が、宮大工から続く、ということを発見したのも、小清水頂山の功績です。神奈川県伊勢原市にある阿夫利神社で木工彫刻をした際に、神社の中に、「小清水大棟梁」と書かれた文字を発見したことから、弊社が宮大工から続くことを証明しました。

木工彫刻の指導

また製作だけではなく、後進の指導にも当たり、 市の 寺にて毎年、彫刻の会を開き、一般にも広く、彫刻の指導に当たりました。

指導の様子は詳しくは、下記のブログにて記載しております。耳が遠くなり、聞こえない中でも、熱心に指導をしたことが書かれています。

叔父との会話

ただ筆者である9代目の小清水謙太は、小清水頂山からの指導は直接受けることはありませんでした。ただ最後にベッドで、喋れない叔父と筆談にて交流をしました。

もちろん、木工に関する質問にも、真摯な回答をしましたが、仏に関する質問をすると、ニヤリとしながら楽しそうに私の質問にも答えてくれました。このことからも、叔父が、仏教や仏の教えが好きで、だからこそ、その仏像を表す木工彫刻を好んでやっていたのだと思います。

筆者9代目が感じた木工一族の姿勢

その中で私が感じたのは、死の淵でも、人のことを考える、子孫のことを考える叔父の姿勢でした。

7代目で、私の曽祖父に当たる小清水半蔵の質問をしたり、木工彫刻に関する質問をしても嫌がることなく、回答をし、最後に私が「今日は帰ります」と筆談で答えたところ、叔父からは、「元気で、体を気をつけて」と書いてありました。

自分がまもなく死を迎えると分かってる中でも、子孫の私に対しての健康の気遣い。私には、できないかもしれません。

実際に私の曽祖父に当たる7代目の半蔵も、8代目の弟に、死の淵の間際、8代目と仲良く頼む、と一族の今後を案じる言葉を残したと言われています。(8代目製作の仏壇は下記から)

香図組子の仏壇の製作ストーリー (小清水秀之助:2代目代表の弟、2代目代表 共作)

そして最後には、仏教のご来光の印を指で行い、最後まで仏教の教えを伝えようとしていました。

まとめ

9代目の筆者自身、本来なら中学生から修行をするはずなのにも関わらず、実際はせず、大人になってから修行を開始していることもあり、木工彫刻の知識も学んでいるばかりです。

しかし、叔父の姿勢や生き様は、私の生き方にもしっかりと反映していきたい、と思いますし、叔父との思い出は、一生モノだ、と思っています。

私自身、人生は、思い出づくりだ、と思っているので、今回の叔父との思い出は、おそらく死ぬまでわすられない、大切なものになっていると思います。

また叔父から弊社で譲り受けた、仏像彫刻は、大切に保管し、末代にまで渡る家宝にしていこうと思います。

追伸

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